2012年12月1日(土)に行われた平成24年度 第4回「メディア文化論演習」を紹介します。
演習場所は京都の南禅寺周辺です。
演習のチェックポイントは『南禅寺』、『青蓮院』、『祇園閣』です。


集合場所の蹴上駅前です。当日の天気は雨。最高気温8度と前回より更に冷え込みます。
筆者は雨具を忘れたため、濡れながらの撮影です。

と思ったら急に光が差し込んで来たり。移り気な天気です。

そうこうしているうちに、南禅寺の三門に到着です。まだ紅葉が残っていたので一安心です。

桑木野先生も紅葉と三門の美しさをカメラに収めています。

この南禅寺の三門は歌舞伎『楼門五三桐(さんもんごさんのきり)』の中で
石川五右衛門が三門からの景色を見て『絶景かな、絶景かな』と愛でた場所でもあります。

三門を抜けた後も紅葉は続き

疏水は赤煉瓦のアーチを思わせる水道橋であり、
京都を舞台にしたサスペンスドラマなどでよく目にします。
次に向かうのは、疏水に近い『南禅寺方丈』です。


庭園に入ると発表が行われました。

大方丈と小方丈を囲む廊下から見える山の自然美と庭園の人工美は隙がなく、
見続けているとその美しさに惑わされ境目が分からなくなってしまいそうです。
次に向かうのは、『青蓮院』です。

青蓮院の入口近くには巨大な楠があり、天然記念物に指定されています。

境内に入ると赤々とした紅葉に目を奪われてしまいます。

写真は華頂殿からの眺めです。庭園にて発表を行った後、各々、青蓮院を満喫しています。
この後、祇園閣に向かうのですが到着後、雨が降る中での発表となりました。
祇園閣も大雲院の外から眺めることしかできなかったため、あまり良い写真を撮ることができませんでした。
なので以下の写真は後日(2013年7月14日)、個人的に特別公開へ足を運んだ際に撮影したものです。

祇園閣は浄土宗系単立寺院「大雲院」の伽藍の一つとして建設されており、設計者は伊東忠太です。
演習の際には大雲院の外から上部のみ確認できましたが、特別公開で全体像を確認することができました。

内部や閣上からの景色は撮影禁止でしたので、写真はここまで。
入口には狛犬が鎮座し、内部の壁は壁画になっており、敦煌莫高窟が模写され、
照明器具はガーゴイルのような生き物がデザインされていました。
しかし、閣上から景色は京都を一望でき、絶景かな。
遠くから眺めても、間近で見ても、内部を見学しても奇抜な伊東忠太建築でした。
個人的番外も加わりましたが、以上で第4回演習は終了しました。次回は奈良編です。